Isle of Dogs 犬ヶ島
犬ヶ島 Isle of Dogs
日本が舞台であり、監督の作品も好きだったのでワクワクして観に行った。
かなり後ろの方の席を選んだのと、スクリーンが思ったよりも小さかったこともあって
時々文字が読みにくいところもあったけど、見間違いじゃなれば、日本語の表記ミス(typo)を見つけてしまった。
日本人が監修というか、校閲しているのかどうかは分からないけれど、あれだけの監督なのだからきちんとしたチェックをしていると思っていたので驚いた。それとも、もはやそのミスすらも意図的なのだろうか。。。
それ以外は、過去作品を観たときと同じように「スピーディー」だな、とひたすら感じていた。一息つく暇がない、と私はいつも感じる。
キャラクターたちが、英語と日本語の両方を話したり、日本語のスピーチが突然同時通訳でかぶさってきたりするのが基本の流れなので、脳の切り替えが忙しかった。
そして、前作と同じように、突然の獰猛さ(残酷さ)が飛び出る。驚く暇もない。むしろ他の観客は笑っていた。
日本の文化をどのような目線で融合させたのか、とても気になる作風でした。
エキシビジョンに行列ができるほど人気だとは予想していなかったので、改めてびっくり。
アタリが泣くシーンで何故かもらい泣きしてしまった(多分他の人はなんとも思ってない)。私は犬を飼ったことがないけれど、家族の一員のように対等に扱う文化の中で、ただ一つの脅威のせいで捨てるように遠くへ送ってしまうというのは、とても悲しいのだろう。
もう一度じっくり観たい映画でした。